開幕投手が最有力の阪神青柳晃洋投手(29)が、練習試合の中日戦(北谷)で23年初登板し、シーズンに向けた情報収集作戦を敢行した。

初回先頭のブライトの初球、外角高め直球を右翼ポール際に運ばれたがまったく動じない。2回、26球で4安打、1失点。数字的にはいまひとつだが「いろいろ試すことができたので」と笑顔で振り返った。

中でも探りを入れたのは4番候補の新外国人、メジャー通算41発のアキーノだ。1回2死走者なし。2球目にはクイックで投げ、タイミングを外そうとしたが、ツーシームを中前に運ばれた。「何でも振ってくる感じがあったので、その中で真っすぐタイミングで待っている中でクイックをやっても対応力があった。いい打球も打たれた。やっぱりコンタクト(力)もあってパワーもあるいい選手」。本番で痛い目に遭わないように、新助っ人の対応力の高さをインプットした。

売り出し中の9番龍空も警戒。2球目にクイックでシンカーを投げ空振りを奪った。ブライトの先頭打者弾には「タイミング的には遅れていたけど、パワーで持っていかれた」と反省した。この時期大切なのはどこが打たれて、どこが弱点かを探る作業。クレバーな右腕は実体験で集めたデータを本番に生かす考えだ。

岡田監督も全幅の信頼は不変だ。「この時期としては順調。あのへん(のクラスの投手)は課題を持ってやったら別にええ」。開幕投手決定のメドは「3月に入ってから」。その筆頭候補は間違いなく昨季3冠の背番号17。ライバルチームを探りながら、ギアを上げていく。【石橋隆雄】

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