西武呉念庭内野手(29)が18日、世界一を狙うWBC日本代表にエールを送った。

台湾で15歳まで過ごし、来日して今年で15年目になる。自身は台湾代表として地元での1次ラウンドに臨んだものの、わずかな差で東京ドームで行われる準々決勝への進出はかなわず。再来日し、17日から1軍に合流していた。

1次ラウンドでは本塁打も放つなど、西武と同じ背番号39で躍動した。「台湾の応援の熱がすごくて。力になりましたね、あの応援は。ホームラン打った時には山川さんとゲンさんが『ナイスバッティング!』と来ました」と、侍ジャパン組の山川穂高内野手(31)源田壮亮内野手(30)から連絡があったことを明かした。

侍ジャパンには「間違いなく優勝できるチームだと思うので、もっともっと野球を盛り上げてほしいです」と願う。山川には「試合に出たら1発打ってほしいです」と期待し、源田には「ゲンさんはケガをしている中で試合に出る姿を見せるだけで、たぶん皆さんに勇気とかを届けられると思うので。ケガしてもやっていることはすごく尊敬しますね」とリスペクトした。

ペナント開幕まで残り2週間となり、レギュラー獲得へのアピールを再開する。「みんなで打ってたらチームが強くなるのは間違いないので。みんなで競争です」。まずは19日のオープン戦ロッテ戦(ZOZOマリン)でスタメン出場する見込みだ。【金子真仁】

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