阪神ドラフト1位の森下翔太外野手(22=中大)が、2試合連続のマルチ安打で存在感を示した。オープン戦打率は12球団2位をキープし、3割6分4厘に上昇。ただ、岡田彰布監督(65)は初回無死二塁から進塁打を打てず、さらにダブルプレーとなったシーンを厳しく指摘した。指揮官の一問一答は以下の通り。

 

-森下は勝ちパターンの投手にもしっかりと自分のスイングをしていた

「おう、まあなあ、ヒットは出たけどなあ。まあ、早う(打席を)回そうと思って2番に入れただけやけど。まあ、のう。初回なんかは、そらあかんわなあ」

-初回のダブルプレーに終わった走塁の判断ミスか

「違うやんか。違うやんか。打ち方やって。あとのプレー(走塁)なんかシーズン中だったら大変やで、おまえ」

-無死二塁のケースで指示したのか

「いや、だから打ち方がな、おかしいということやんか。それはどんなサインかわからへんけど。それは言われへんけど。なあ。ああいうことを、シーズンになあ、走塁にしてもな…」

-いろいろ経験していく中で

「いや、まあ、2番なんか打たせへんけど、もしああいう場面になったときにな、そういうことをやらないかんわけやんか。最低でも(二塁走者を)サードに送るとかな。たまたま2番に入れたから初回にあんなんになったけど、何番になってもああいう風になる可能性があるわけやんか。そういうときはちゃんとね、そういう打ち方をせなあかんということよ。俺が言うてんのは」

-ヤクルト吉村の印象は

「あれええなあ、おーん。(2月の)浦添でも良かったけどなあ。1イニングやったけど、タイミング取れてないんやろな、あの(変則の)左足が。だから塁出え言うてんねん、塁出たらおかしなるやろ」

-ボール自体のスピードは

「いやあれな、たぶん見づらいんやろな。腕の振りがちっちゃくて速いからな、俺はそう思う。俺がバッターからの感じやったらそんな感じやったなあ。出所が見づらいんやろなあ。ランナーいなかったらちょっとあの左足のな、あの動きがなんか、あれがタイミング取りづらいんやろなあ。セットなったらなあ、そうでもないような気はするけどなあ」

-吉村ら新戦力の投手はシーズン中も多く当たると思うが

「そんなうちに多く当てるか。そんなんわからへんわ、そんなもん(笑い)」

-初対戦の投手を攻略する上で大事なポイントは

「いや、結局タイミングが取りづらいんやろなあ。初対戦いうても、浦添でも『このピッチャーええで』と言うとったんよ。1イニングだったけどな。けん制もうまいし、クイックもできるし、浦添の1イニングでもなあ。あれ、誰か走ったんか…。(植田)海か、なあ、アウトになったやん。だからそういうことやん、ドラ1でな。まあ俺からバッター目線で言うとタイミングが取りづらいよな。で、ボールの出所やろな。ちょっと後ろ小さいしな」

-これから攻略しないといけない

「いやいや攻略するって、もっといっぱいおるで。吉村だけちゃうで、そんなん」

-ヤクルト全体の印象は

「いやいや、そらだって今日はメンバーがあれやんか、全然違うメンバーになると思うよ。今日のメンバー用のそういうな、足使ったり、エンドラン使ったりそういうのはあるけど、別にそれに対応することも、別に必要ないと思ったから何にもなしでやったけど。まあ、そらシーズンになったら戦い方はヤクルトは全然違うと思うよ。山田とか村上が入るとな」

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