1発を放ったWBC決勝から9日後の新舞台を前に、巨人岡本和真内野手(26)がうずうずしている。開幕を翌日に控えた30日は全体練習に参加。「早く開幕してほしいなと思ってたので、明日からまた頑張りたい」と2年連続となる中日との開幕戦を待ちわびた。

開幕と言えば…なぜか、時間配分にてこずる。「開幕の日の当日って、いつもよりちょっと早く(球場に)来ちゃったりする。なんか…時間のあれが。時間配分がちょっと分からなくなる」と自己流の“開幕あるある”を披露した。

世界一の歓喜は胸にしまい込んだ。「開幕が近いのは分かってた。終わった時には喜びに浸りましたけど、すぐに切り替えて、こっちで頑張りたいなと」と切り替えた。WBCで主戦場だった一塁ではなく本職の三塁で、打順も6番ではなく4番で、新キャプテンとしてペナント奪回に挑む。

昨季は3、4月にリーグトップの10本塁打を量産し月間MVPを獲得した。「去年は何が起こったか分からんかった。オープン戦もアホみたいに打ちましたし。結果は出るに越したことはないけど。何とか1本出して、とにかく勝てればいいなと」。開幕戦で、まず1本、まず1勝を狙う。【小早川宗一郎】

▽巨人ビーディ(球団初の新助っ人での開幕投手)「とても興奮しています。開幕戦に投げられるのは光栄なこと。チームにとっていい条件を作るという大役だと思う。試合を作って自分ができることをしたい」

▽巨人吉川(副キャプテンとして迎える初の開幕戦)「とても緊張しますけど、ワクワクする気持ちもありますし、やっと始まるなという気持ちです。個人としては3割打てるように、チームはリーグ優勝、日本一を奪回できるようにやっていきたい」

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