初勝利をあげた阪神桐敷拓馬投手(23)が27日、一夜明け喜びの声をあげた。

前日26日の巨人戦で7回1失点の好投で初勝利をつかんだ左腕。この日の試合前練習に参加し、ジョギングやバント練習をして汗を流した。

前日は、祝福のメッセージが100件以上もあったという。「地元の同級生とか野球にあまり興味がない子から『試合見てたよ!』って言ってくれた。自分をきっかけに、野球を見てくれてうれしいです」と笑顔だった。

気持ちはもう切り替わっており、見据えるのは2勝目だ。

「自分の中では巡ってきたチャンスを無駄にしないよう(にと)、登板前からもずっと思っていたので、結果につながってよかったです。でも、大事なのは次だと思うので、また次から気を引き締めていきたい」と意気込んだ。