広島が先発森の粘りの投球もあり、接戦をものにして連敗を止めた。先発森は6回まで8安打を許すも、1失点で4勝目。1回に3番上本の右前適時打で先制すると、2回無死二塁から2つの内野安打で加点。1点差に迫られながら8回に2点を加えた。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。

-接戦を制しての勝利

新井監督 森はヒットを打たれましたけど、ホームは踏ませないという、いいピッチングだったと思います。

-4回は4連打を浴びた後、6回まで続投

新井監督 しっかりと腕も振れていましたし、DeNAは強力打線なんですけど、向かって行っていたので、期待して送り出しました。

-8回の2点が大きかった

新井監督 大きかったですね。松山さんも足、速いですね。大きかったです。

-4番の上本選手は先制打に犠打も

新井監督 前も言ったけど、本当に欠かすことのできない貴重な選手。今日は打点も挙げてくれましたし、送ってくれますし、本当に素晴らしい選手だと思います。

-最近は1点差で推移する試合が続いて中で、2回にリードを2点とした

新井監督 大きかったね。結果的に森が追い込まれながらもよくバットに当ててくれて。ショートゴロの間に小園が(本塁に)かえって来てくれたんですけど、あそこは小園の走塁が素晴らしかった。二塁からショートへの当たりで迷うことなく三塁へ行った走塁も素晴らしかったですし、森が何とか当てたときの三塁から本塁へのスタートも、すごくいいスタートだった。最近(バットが)振れてきて、彼本来のバッティングになっているんですけど、打つことだけじゃなく、打つ、守る、走る。すべての面で彼の成長を感じた試合でした。

-森投手は4回に1点を取られましたが、あの回を最少失点にしのいだのが大きい

新井監督 走者を背負いながら、ヒットはたくさん打たれたと思うんですけど、強力打線にしっかりと向かって行っていた。ホームを踏ませなかったらいいんだという感じで、かわすんじゃなくて向かって行っていたと思います。彼もどんどん成長してくれているなと感じます。

-中継ぎは安定

新井監督 いつものことですけど、ブルペンもしっかり頑張ってくれているので、僅差の試合をものにできるんだと思います。

-大型連勝から連敗が続いたが

新井監督 全然気にしてないし、関係ない。勝負ごとなので、連勝することもあれば連敗することもある。目の前の1戦1戦。