阪神村上頌樹投手(25)が球団のレジェンド“村山超え”を果たした。

中日戦で5回を投げ規定投球回に到達。防御率1位を確定的としたほか、投手の安定感を示すセイバーメトリクスの指標、WHIPを0・741とし、50年の2リーグ分立後の最高記録を更新した。規定投球回に到達した投手では、1リーグ時代の最高記録、36年秋の景浦将(タイガース)の0・72には及ばなかったものの、2リーグ分立後の最高記録、59年村山実(阪神)の0・748を上回った。

WHIPは1イニングに何人の走者を出したかを示すもので、数値が低いほどよく、1・00を切れば超一流と言われる。2リーグ後のシーズン記録上位には、村山をはじめ小山や金田、杉浦らが並ぶが、村上がそのレジェンドたちを抑えてトップに立った。