3年ぶり14度目のウエスタン・リーグ優勝にマジック「1」としているソフトバンクは、広島に敗れ、2位オリックスが中日に勝ったため、優勝は28日以降に持ち越しとなった。

先発した育成の奥村政稔投手(31)は5回1/3を4安打1失点と好投。5回までわずか2安打、三塁を踏ませず、小久保裕紀2軍監督(51)は「奥村は良く頑張りましたよ。今年一番のピッチングだと思いますよ」と目を細めた。

ただ打線は広島投手陣に1安打完封リレーを決められ、小久保監督は「1安打じゃ勝てないですよ。向こうのピッチャーが上ですね。完敗です」としぶい表情だった。9回は1死二塁のの同点機で3番吉田賢吾捕手(22)、4番生海外野手(23)が凡退した。

先に試合を終えたソフトバンクは球場に残ってオリックス-中日戦の戦況を約1時間、見守った。試合はオリックスがサヨナラ勝ちしたため優勝は持ち越しとなり、小久保監督は「(優勝は)僕が左右できる問題じゃないので。現実を受け入れるだけ」と話した。

28日はソフトバンクが広島戦に勝つか、オリックスが中日に敗れると優勝が決まる。【佐藤究】

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