高卒3年目の西武山村崇嘉内野手(21)がプロ初安打と初本塁打を放ち、初打点も挙げた。

1日に出場選手登録され、この日は「7番三塁」でスタメン出場。1打席目はロッテ先発小島の前に空振り三振に倒れ、2打席目は4回1死二塁から四球を選んだ。

2点をリードされて迎えた7回無死の第3打席。2ボールからの3球目、真ん中高めの145キロ直球を振り抜くと、痛烈な打球で中前に運びプロ初安打となった。若獅子の初安打にレフトスタンドからは「いいぞ、いいぞ、山村!」と歓声が送られた。今季9勝目を挙げた小島からの一打に「思いっきり自分のプレーをしようと思いました。好投手から打てて良かったです」と喜んだ。

そして9回の第4打席、ロッテ鈴木から真ん中の147キロ直球を右翼スタンドに突き刺すプロ初アーチを放った。「もう思い切って振ろうというのは決めていた」と速球に振り負けなかった。初安打と初本塁打の記念球を「2球」受け取り、「親にプレゼントしようと思います」と無邪気な笑顔で話した。

山村は東海大相模から20年ドラフト3位で西武に入団。3年目の今季は初の1軍を開幕で迎えると、2試合連続でスタメン出場を果たした。しかし7打数無安打4三振で、4月7日に出場選手登録を抹消されていた。

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