中日高橋宏斗投手(21)が16日、28年ロサンゼルス五輪の侍メンバー入りに意欲を見せた。3月のWBCでは最年少選出されて優勝に貢献。「自分の地位を確立して、誰からも『こいつだったら任せられる』と言われるような選ばれ方をしたい」。26歳で迎える5年後をにらんだ。
今季は開幕からローテを守り、25試合登板で7勝11敗、防御率2・53。146イニングを投げ、高卒3年目で初めて規定投球回にも到達した。WBC優勝右腕は初の金メダルを夢だけで終わらせるつもりはない。「同じ(登板)試合数なら170イニングくらいはいきたい。シーズン後半になるにつれ調子の浮き沈みが激しかった。安定して1年間投げられるように、気持ちの面でも技術面でも上げていきたい」。5年後の五輪メンバー入りへ、自らにハードルを課した。
昨オフの自主トレから弟子入りしたWBCエース格のオリックス山本は、史上初の3年連続投手4冠を今季達成。「(代表には山本)由伸さんクラスが絶対必須で、チームの核になる。(5年後は)一番、成績を残してないといけない時期だと思う」。師匠の背中もモチベーションにする。
「次はお前が行ってこい」。21年の東京五輪後に金メダリスト大野雄からメダルを見せられ、言葉をかけられた。「僕が盛り上げられる立場かわからないですけど、もっともっと(野球を)メジャー(な競技)にできるように頑張りたい」。21歳の瞳がキラキラ輝いた。【伊東大介】
○…中日立浪監督が若竜の28年ロサンゼルス五輪での活躍に期待を寄せた。3月のWBCでは最年少選出の高橋宏が活躍。11月の侍メンバーには岡林、石橋の選出が内定している。ともに20代前半で5年後は中核選手。「ウチは若い選手が多いので、十分チャンスがある。1人でもそこに入る選手になってもらいたい。失敗も成功もするが、いずれにしても、経験につながる」と背中を押した。



