ロッテ佐々木朗希投手(21)が、リリーフ待機でベンチ入りした。オリックスに対し、アドバンテージを含む1勝3敗の状況で、10年以来の日本シリーズ出場へ勝たなくてはいけない崖っぷち。今月14日のファーストステージ第1戦ソフトバンク戦(ZOZOマリン)で体調不良明けにもかかわらず、3回完全投球を見せた165キロ右腕が、ジョーカーとしてスタンバイする。

佐々木朗は試合前練習では、ウオーミングアップ、佐々木千とのキャッチボール後、ブルペンで投球練習を行ったもようだ。

20日の第3戦後、吉井理人監督(58)は状態や今後の起用について「今ちょっと本当に(登板可能か)ギリギリなので、明日(21日)彼と話して。行けるなら行ってほしいですけれど、そこはこっちが判断したい」と言及。「朗希はたぶん行く気満々でいると思うんですけれど、体を見て明日決めようと思います」と決断は21日に持ち越していた。

先月24日に発熱などの体調不良で同日のソフトバンク戦を登板回避し、抹消された。回復に時間がかかり、27日ぶりにイニング数限定で復帰登板。結果を出してチームを勢いづけたが、反動も大きかったようだ。ファイナルステージ開幕前日の17日に、指揮官は「まだ、なんか放牧に出た馬みたいに、あっちこっち自分の好きなようにやっていますよね」と登板後の状態が完全でないことも明かしていた。

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