<日本シリーズ:オリックス-阪神>◇第6戦◇4日◇京セラドーム大阪

猛虎に待望の1発が飛び出した。日本一をかけた一戦で、阪神が先制した。2回1死からシェルドン・ノイジー外野手(28)が、初球のストレートを右へ。打球はぐんぐん伸びて、右翼スタンドに届いた。打たれた山本がぼうぜんとするなか、ノイジーはベースを回りながら、シーズン中も見せたことがないような派手なガッツポーズを繰り出した。レギュラーシーズンではなかった右方向への1発だった。ノイジーは「打ったのはツーシームかな。しっかり振り切ることができたし、最高の結果になってくれてうれしいよ。大事な一戦で先に得点が欲しいと思っていたし、チームに貢献することができてうれしいね」とコメントした。

阪神は日本シリーズでは05年から今回の第6戦まで14試合連続で本塁打がなかった。チーム本塁打ゼロのまま日本一となれば、史上初の珍事になるところだった。

阪神助っ人の日本シリーズでの本塁打は、85年第3戦でのバース以来だった。その85年以来の日本一へ、まずはノイジーが先陣を切った。

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