広島栗林良吏投手(27)が10日、呉市内のホテルで行われたトークショーに参加した。同学年の末包と後輩の森下と息の合った掛け合いで会場を盛り上げると、質疑応答、サイングッズや使用グッズのプレゼントでは黄色い声援が飛んだ。すべてのプログラム終了後には、栗林のサプライズ提案で選ばれた1人に持参したグッズに参加3選手のサインを入れて、記念撮影。最後までファンを楽しませた。

 

昨オフはWBC出場に向けて調整を前倒ししたが、今オフは1年目の21年オフと同様に年内は体のメンテナンスに重点を置く。12月はトレーニングと並行しながらイベントに出席してリフレッシュ。来季へ向けた充電はほぼ完了した。今後の自主トレの拠点も古巣トヨタ自動車に移し、調整の強度も上げていく。「1年目もちょっとゆっくりやらせてもらったので、2月の前半ぐらいまで鍛えられれば。開幕に100%にして、シーズン続けられればと思う。ここからはオフというよりも、シーズンに向けてやっていかないといけない」。2年連続30セーブを記録した昨オフの調整法に戻し、来季に向けた準備を進める。

3年目の今季は不本意にシーズンに終わっただけに、来季は再び不動の守護神に返り咲く覚悟だ。「オープン戦で結果が出ないと、自分の立ち位置を確保することはできないのでオープン戦で結果を出せるようにと思っています」。自己流調整にも、危機感を胸にオフを過ごしていく。

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