オリックス東晃平投手(24)が23日、神戸電鉄開業95周年で行われた小野駅の一日駅長を務めた。

東は小野市出身で、今季まで背負った背番号は、神戸電鉄95周年と同じ「95」。縁の深い地元への凱旋(がいせん)に、約500人がかけつけた。トークショーに参加したファンは東は神奈川、西は鹿児島から。「やっと活躍してできるようになったのかなと。うれしいです」と笑顔。東のユニホーム写真が印象的な電車のヘッドマークも1月末まで掲出予定で、個人がマークになるのは神戸電鉄で初めてだという。

神戸電鉄沿線には母校の神戸弘陵もあり、なじみ深い路線。小野駅周辺のおすすめを聞かれるとラーメン屋「好きやめん」を挙げて「小さい頃はよく行っていた。しょうゆラーメンはちょっと甘い感じああって、おいしい」と明かすなど地元トークで盛り上げた。

東は今季、球団初のデビューから負けなしの7連勝を記録するなど、優勝争いの佳境で大きな戦力になった。さらに日本シリーズでも、育成出身としては球団初の先発勝利をつかんだ。それでも、日本一を逃した悔しさは残る。「来年やり返したい気持ち。運良く7連勝できてるんで、来年もできるだけその勝ちを伸ばして行けたらいいなと思います」。小野駅に集まったファンへさらなる活躍を誓った。