FAでオリックスから加入した日本ハム山崎福也投手(31)が1日、移籍後初の本拠地登板となる2日のイースタン・リーグ春季教育リーグ、オイシックス新潟戦に向け、ブルペン投球を行った。前日とあり軽めの調整で「たぶん11、12、13球くらい。いい球筋が何球かあったので、感覚的にはいい」と感想を口にした。

日本ハムのユニホームを着てエスコンフィールドで登板するのは初。3イニングを予定しており「ちゃんと自分の中で納得いくボールを投げたい。マウンドに慣れることと、あとは感じ的にまあ大丈夫だと思うので、雰囲気だったりしっかり味わいながら。まだオリックス時代の雰囲気なので、(日本ハムの選手として投げると)また違う感じの雰囲気ではあるので、そういうのを感じながら投げたい」とテーマを掲げた。

沖縄キャンプを終え、極寒の北海道生活がスタート。中3時に札幌の病院で脳腫瘍の手術を受けた際は「3月の、このくらいより、ちょっと後くらいですね」。当時を振り返り「その時は頭のことで精いっぱいなので、あんまり街中とか覚えていなくて。改めて今回来てみて、家も病院に近いので。なんかいいなと。命を救ってもらったところなので、帰ってきた感じはありますよね」とうれしそうに話した。