開幕から2戦連続の完封負けを喫した阪神が、開幕3戦目の初回も得点できず、セ・リーグ最長の開幕から19イニング連続無得点となった。阪神は開幕戦となった29日に0-4、2戦目の30日は0-5で敗れていた。

初回、先頭の近本が巨人先発高橋礼の116キロスライダーに二飛。続く2番中野もスライダーを打ち上げ左飛に倒れると、3番森下が四球を選んで出塁。2死一塁で、4番大山がフルカウントから三ゴロに打ち取られた。

30日は初回に中野の二塁打から2死一、三塁、2回も2死三塁まで進めるなど好機をつくるも、あと1本が出なかった。試合後、岡田彰布監督(66)は「全然、入らへんもんな。入りそうにないもんな。まあ2試合0点やからな」となげいていた。

開幕戦は好機で森下の長打コースの当たりを右翼梶谷に好捕されてから、勢いは巨人へ。2戦目も0-0で迎えた4回1死一、三塁で、初球でセーフティースクイズを試みた坂本の打球は小フライに。一塁岡本和がダイビングキャッチすると、スタートを切っていた三塁走者の大山も戻れず併殺となり、2日連続で1プレーで試合の流れが変わっていた。

4月2日からホーム、京セラドーム大阪で迎えるDeNA3連戦にいい形で向かうためにも、なんとか流れを変えて今季初白星をつかみたい。

 

◆セ・リーグの開幕から連続イニング無得点 これまでの最長は88年の阪神、23年の広島の18イニングで、ともに3戦目の初回に初得点を挙げた。今年の阪神が初回に得点できず19イニングとなり、リーグ最長となった。