日本ハムが今季初の延長戦を制し、今季初のサヨナラ勝利で今季初の連勝をマークした。
先発伊藤が7回2失点と好投。打線も7回に2点差を追いつき、最後は延長12回に4番マルティネスのサヨナラ犠飛で勝ちきった。
試合後の新庄剛志監督(52)の主な一問一答は以下の通り。
新庄監督 お疲れです。はぁ~よく追いついて逆転してくれましたよ。今のところのキーポイントは(2勝目を挙げた)北浦君が、ちょっと勝利の女神チックに入ってきてるんで。(延長12回は)北浦君に行ってもらっての、勝利を持っていくっていうイメージで行って正解でしたね。最後(延長12回に代打で出場の)石井君もね、よく出てくれて。(石井の代走の)五十幡君の盗塁警戒というとこで、加藤君が(加藤豪が7回までに)3本打ってたんで、ここはもう打たせようと…というとこが、よかった(笑い)。
-試合前まで今季無安打だった加藤豪を1番スタメンで起用した意図は
新庄監督 フリーバッティングが今、このメンバーの中で一番いいんで。そこですね。結果よりフリーバッティングの内容。
-最後は4番マルティネスがしっかり決めてくれた
新庄監督 いや、満塁強いですからね、グワチョ(マルティネスの愛称)。もうなんか今日、負ける気はしなかったんで、落ち着いてベンチで見ていられました。
-マルティネスはヒットこそ出なかったですけど、最低限の仕事
新庄監督 いやいや、すごい仕事ですよ、犠牲フライって。もうヒット3本より価値のあるね、打席だったですね。
-プロ初の猛打賞となった田宮も相変わらずすごい
新庄監督 あの~ファーム時代の初ホームランが(西武)今井君。だから、記憶には残っていたんじゃないですか。だから打席の中で余裕を感じましたね。
-今日も下位打線から流れをつくった
新庄監督 いや、これ逆になりますよ、また。今は下位がいいけど、今後は下位がもたついているときに上位がよくなって。で、バランスよく日々重なってきて爆発する。ピッチャーがね、いいですしね。
-まだ序盤ですが、こういう勝ち方は…
新庄監督 いや、別に不思議ではないです。キャンプ中からこういう勝ち方、追いついていくっていうところ、はできていると思ったので。
-去年は1点差負けが多かったが、確実に粘りが出てきた
新庄監督 去年なしで(笑い)。去年と、その前の年は、もう成長する過程なんで。今年、やってきたことを爆発させる。
-ベンチメンバー含めて総動員で勝利をつかんだ
新庄監督 まあ、お互いでしょう。お互い。
-先発の伊藤が好投
新庄監督 全然良いですよ、ねっ! 悔いが残ったのは(2回1死三塁で西武)佐藤君の打席。(内野は)前進やったな…と思って。(相手先発が)今井君だったから、ちょっと手こずるかなというところで(内野守備走塁担当の)谷内コーチと話をしているところで(判断が)遅かった。次は思い切って、結果論じゃなくて先に動きます。
-金村が8、9回をまたいで無失点
新庄監督 今日は2回投げてもらって、明日ね、休ませる方向で。投手がいいし、どの投手も投げたいと思う。その気持ちを大事にしたい。
-代打では郡司も石井も打った。今後のスタメン選びという面でも悩みそう
新庄監督 これは層が厚くなったということで。一番うれしいところですよね。
-エスコン1周年ユニホームはどうだった?
新庄監督 林ヘッドコーチが上着を着ていると、寝間着にしか見えない(笑い)。選手たちは格好よく見えましたね。勝つと、さらにね。あとは活躍した選手に(話を)聞いてください。