中日柳裕也投手(30)が1球に沈んだ。5回まで巨人打線を無安打無失点。3回の萩尾への四球だけでノーノー達成を予感させる好投を見せた。5回までに2点の援護を受け、迎えた6回に暗転。先頭吉川に二塁打を許すと2死二塁から佐々木に四球。続く坂本に1ストライクからの2球目直球をレフトスタンドへ運ばれた。

2敗目を喫した柳は試合後に無言のまま、ぼうぜんとした表情でバスへ消えた。立浪監督は「悔しい1点差になった。たどれば、(柳は)四球で同点の走者を出している。あそこは踏ん張って欲しかった。あそこで四球を出したのが、柳の今日一番の反省点」。開幕投手を託した右腕の次戦以降の巻き返しを願った。

24日に5連敗を止めたが、敵地で2カード連続で負け越した。27日からは本拠地に戻り、広島、DeNAとの5連戦を迎える。指揮官は「切り替えてやっていくしかない」と話した。

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