2年目の楽天平良竜哉内野手(25)が、プロ初スタメンでプロ初安打を決めた。

2年ぶり開催となった秋田でのオリックス戦に「9番左翼」で出場。同じ沖縄出身の宮城大弥と初めて対峙(たいじ)した。2回1死一、三塁の第1打席は遊飛。4回先頭の第2打席は、俊足を生かした三塁への絶妙なセーフティーバントでプロ初安打をマークした。

待ち望んでいた対戦だった。宮城とは親交がないというが、同郷で意識する存在ではある。平良は「僕としては特別な思いがある。今日は沖縄の家族や友だちも楽しみにしてくれると思う。なんとか1本打てるように、実力は向こうが全然上ですけど、ほんとに僕は挑戦する気持ちでやっていきたい」と意気込んでいたが、その宮城から安打を放った。

平良は前原(沖縄)、九州共立大、NTT西日本を経て22年ドラフト5位で入団。即戦力として期待されたが、昨季は1軍出場がなかった。昨オフは巨人坂本に弟子入り、技術面はもちろんだが、練習前の準備など野球に対する姿勢で学ぶべきことが多かったという。今季は開幕2軍スタートも、4月中旬に1軍合流。プロ6打席目で初安打を飾り、新たな1歩を踏み出した。

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