ゴジラの一打にイチローが涙した。
イチロー氏(50=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)擁するチームと高校野球女子選抜のエキシビションマッチに元ヤンキースの松井秀喜氏(50)が初参戦。ドラマは8回に起きた。
2死から1番イチロー氏がこの日4安打目、さらに3番松坂大輔氏も初安打でつなぐ。初回の守備で右太もも裏を痛めた4番松井氏が、右翼席に豪快にたたき込んだ。大歓声の中、両雄がベンチ前でハグした。
イチロー氏は「人のプレーで涙が出たのは初めてかもしれない。あれは泣けます」と感動を隠さない。松井氏も「打って『代走出して』と言ったのに『ダメだ』と言われて(苦笑い)。ハグ? いい絵になったのでは」と笑った。
イチロー氏の引退時に「いつか再会してお酒でも」と松井氏がメッセージを送った。「再会するならグラウンドで」というイチロー氏の思いに応え、松井氏が20年ぶりに東京ドームでプレー。初回に3点を取られ「ビビった。スイッチが入った」と9回10安打10奪三振3失点で完投したイチロー氏に松井氏も呼応。来年以降の参戦を呼びかけられた松井氏は「これ以上の終わり方はないですよ!」と一本締めを強調。でも名残惜しすぎるツーショットだった。【広重竜太郎】
○…松井氏から1発を浴びた高校野球女子選抜の桑沢明里投手(3年=岐阜第一)は「スーパースターの本塁打が、自分の投げた球から生まれて気持ちよかった」。父英明さん(50)は高校野球の強豪の金沢OBで、星稜OBの松井氏と同学年。両校は昔から石川県内で覇権を争っているだけに、松井氏からは「(桑沢の父が)金沢高校って聞いて燃えたわ」と試合後に伝えられた。ツーショット写真も撮影し「お父さんに真っ先に伝えたい!」と満面の笑みだった。



