阪神佐藤輝明内野手(25)が岡田監督へ、恩返しを誓った。12日から始まるCSファーストステージDeNA戦(甲子園)に向け、6日に甲子園での全体練習がスタート。練習前には1軍選手とスタッフ全員に向け、岡田監督が今季限りでの監督退任を表明した。佐藤輝は率直な思いを明かした。

「完全に(岡田監督の)期待に応えられたかと言われたらそうではないので、残念な思いはありますけど、最後勝っていい形で終われればなと思います」

同監督が就任した昨季から主に「5番三塁」を任された。だが、2年間はいずれのシーズンも2軍降格を経験した。昨季は5月に打率1割台に低迷し、2年ぶりに2軍降格。今季は5月14日の中日戦(豊橋)で自らの失策がきっかけで逆転負けを喫し、指揮官は「あれで終わりよ」とあきれ顔。翌日から鳴尾浜でノックを受け続けた。

23日間の2軍生活で初心に立ち返った。6月7日の西武戦(甲子園)で1軍復帰すると、第1打席にいきなり中前打を放ち、ヘッドスライディングで先制のホームに生還。課題の守備にも正面から向き合い、ユニホームを泥だらけにする全力プレーを見せた。

厳しい言葉は指揮官の期待の表れでもあった。それは背番号8もわかっていた。「期待はしてもらっていたと思います」。12日から指揮官との最後の戦いが始まる。DeNAを迎え撃つファーストステージから、巨人とのファイナルステージ、そしてパ覇者との頂上決戦へ。日本シリーズ連覇で監督を胴上げしたいところだ。

まずは目の前の一戦に向け、入念に準備する。「しっかり練習していい形で終われるように頑張ります」。指揮官への感謝をバットに込める。【村松万里子】

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