西武から移籍した中日佐藤龍世内野手(28)が西武からの移籍後初タイムリーとなる決勝打を放ち、リーグ再開初戦を白星に導いた。同点に追いついた直後の3回2死一、二塁。フルカウントから広島森下の149キロ直球を右前に運ぶ勝ち越し適時打。一塁ベース上で両手をバンバンとたたき喜びを爆発させた。「気持ちよかった。あそこで追加点がほしかったので」。打点は移籍初戦の17日オリックス戦、第1打席での犠飛以来21打席ぶりだった。

初のお立ち台は「熱烈さに圧倒されて、ちょっと緊張した」と竜党の迫力に驚いた。移籍後7試合連続で三塁のスタメンで出場。ここから対戦経験がほぼないセ・リーグの投手が相手となる。「いろいろな人に聞いて頼っていきたい」と話した。

交流戦終了後、“連休”を井上監督から与えられた。引っ越しもままならない状態で1軍の試合に出続け、疲労感もピークに達していた。休日翌日の24日は自主練習だった。「練習しますって言ったんですけど、『無理したら逆に怒るぞ』と言われて、ありがたいなと…」と体を休めた。

井上監督は「これからもドラゴンズの一員として働いてくれると信じている」と期待する。寝坊のペナルティーで西武では出遅れたが、心機一転、三塁の定位置を奪う勢いだ。佐藤は「結果を出してこそ溶け込める。結果を出さないと『何しに来たん?』ってなる。結果にこだわって頑張りたい」。借金は4。2位まで混戦の中、その必死な姿勢がチームに大きなプラスをもたらしている。【石橋隆雄】

【プロ野球スコア速報】はこちら>>