日本ハム先発山崎福也投手(33)が、キャンプ中にレジェンド左腕山本昌氏から伝授された新球スクリューに、手応えを得た。西武とのオープン戦に先発登板し、初回に西武長谷川をスクリューで一邪飛に抑え「1番良かった。感覚はああいう感じで。いいところに決まれば(打者が)めちゃめちゃ崩れてくる」。その上で「あとは(常に)球質を、しっかり投げられれば」とイメージした。

4回59球を投げ、4安打3四球2失点で降板。3回に2つの四球絡みで1死満塁のピンチを招き、4回も先頭外崎に四球を与えたところから走者を抱え、2点目を献上した。制球面が課題に見えるが「今日はスピードを出したかったので、最後まで落ちなかったのは良かった」と前向き。ストレートは140キロ台をキープし「その分(コントロールの)バラつきはあった。これからどう制球とスピードをマッチさせていけるか」と、反省も忘れなかった。

多彩な変化球と、巧みにタイミングをずらす頭脳的な投球で勝負するタイプだが、それもストレートの球威あってこそ。昨季は3年ぶりに規定投球回に及ばず、3年連続2桁勝利も逃したこともあり、今季はキャンプ中から直球だけのブルペン投球も取り入れるなど、ストレートの切れにこだわって取り組んで来た。その成果は出ており「高め真っすぐでの空振りは去年、全然なかった。今日は結構あったので、シンプルにうれしかった」と喜んだ。

加藤投手コーチは「スクリューを生かすも殺すも、ストレートをどれだけ意識させられるか」と注文。ベテラン左腕が、段階を踏みながら状態を整え、開幕ローテに滑り込む。【永野高輔】

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