即戦力ルーキーが、猛虎打線を封じ込む。球団新人では64年ぶりに開幕投手を任されたドラフト1位竹丸和幸投手(24=鷺宮製作所)が26日、東京ドームで前日調整を行った。
初登板の相手は父が大ファンの王者阪神。入団会見から心待ちにしていた主砲・佐藤輝明内野手(27)との対戦に「楽しみです」と胸が高鳴る。抑えられるイメージを問われ「実際にやるのは初めてなので、そこはなんとも」と控えめに答えたが「使えるボールは全部使って(勝負したい)」と全力で打ち取りに行く。
シーズンインへ、スイッチは切り替わった。これまでの登板では課題や手応えを淡々と話していたが、本番を目前に控え、口数は減った。「どう投げるかは秘密。(前回登板から修正点は)ありましたけど、秘密で」と本心を隠し、着々と虎退治の準備を進めている。
65年のドラフト制後、新人選手が開幕戦で白星をあげたことはないが「(緊張は)まだしていない」と冷静さは変わらず。阿部監督は「思い切って腕を振ることだけ考えて」と、送り出した。「勝利に貢献できるピッチングができたらいい」。伝統の一戦で、静かにベールを脱ぐ。【北村健龍】



