<オリックス6-0楽天>◇28日◇京セラドーム大阪

オリックス九里亜蓮投手(34)が得意の本拠地で快投した。9回4安打無失点で、初登板初完封で今季を滑り出した。

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ベテラン九里は移籍2年目の春季キャンプにフルスロットルで臨んだ。2月1日のキャンプ初日にはブルペンに約1時間30分いた。プロ野球の正月“元日”にブルペンで350球を投げ込んだ。広島時代の21年にマークした1日の最多投球数を3球上回る自己新。35歳を迎えるシーズンで、周囲の度肝を抜く鉄腕ぶりを見せつけた。

「前回(347球)は超えたいと思って、もっと進化してやらないといけないと僕も思っていますし。そこの球数を超えられたので、僕の中ではちょっと安心しています」。5年前は広島時代の29歳。猛烈な投げ込みから、シーズンに入ると13勝を積み上げ、初タイトルの最多勝も手に入れた。タイトル獲得時の調整法で、今季を迎えた。

2年ぶり、移籍後初の開幕投手へのアピールも兼ねた。2月3日にも210球を投げ込んでわずか3日間で600球弱を投げ抜いた。3・27の大役は、後輩宮城に譲ったが、自身の初登板での完封は初めて。今季は23年の174回1/3を上回る200イニング登板を目標に掲げる。「1イニングでも長く、1つのアウトでも多く投げれるようにするのが僕の役目」。先発陣をけん引する鉄腕右腕が、V奪回、タイトル取りへ、最高の滑り出しを見せた。【オリックス担当 伊東大介】