世界を経験した右腕が圧倒的な投球を見せた。ロッテ種市篤暉投手(27)がWBC帰国後初の1軍マウンドで91球を投げ、7回5安打6奪三振無失点と好投した。
本人もファンも、心待ちにしていた今季初登板は、楽天打線を一切寄せ付けなかった。3回には2死一、三塁と1打先制のピンチを背負ったが、「ピンチになるとすぐに力みがちなので、それだけを避けて、いつも通りに投げるようにしていました」と、辰己を二ゴロでしのぎ、顔色を変えることなく駆け足でベンチへ戻った。結果的にこれが唯一得点圏に走者を許す展開だった。「7回を90球くらいという目安の中で、しっかり7回を投げきれたのは僕としては100点かなと思います」と自らを評価した。
この日の仙台は試合開始時点で気温11度と寒さの中での投球に「寒かったです。久々に長袖を着ました」と話したが、そんな中でも最速は153キロを計測。「また温かくなってきたらスピードはもっと出ると思うので。心配せずに、この寒さの中で153キロ出たのは、僕としても良かったかなと思います」とうなずいた。心強いエースが帰ってきた。【星夏穂】



