日本ハム奈良間大己内野手(25)の勝負強さが際立った。21日、投手戦となった楽天4回戦(エスコンフィールド)。思い切りのいいスイングで、難敵を攻略した。
1-1と追い付かれた直後の4回の攻撃だった。2死二塁から、楽天荘司の151キロ高めのボール球を「いい力感で打てた」としっかり捉えた。前進守備の左翼手の頭を越える勝ち越しの適時二塁打となった。3回にも中前打で出塁して先制のホームを踏むなど、元気がいい。
「どうした、奈良間っち。えー?あんなクソボールをレフトオーバーに打てるんですから」と目を丸くした新庄監督は「もう顔がレギュラーの顔してる。今なら4番でもいいんじゃないですか?追い込まれて、なかなかあの振りはできないっすよ」と、うれしそう。今オフ、奈良間に「芯に当てるだけでいいから」とメッセージを送った。「僕との約束。意識はしていたと思いますよ」と目を細めた。それまで打球速度を追い求めていたという背番号58は「打撃が変わった」と実感している。
これで、奈良間の得点圏打率は6割6分7厘。得点圏に走者がいると「気持ちが入る」という熱い男だ。ヒーローインタビューで「昨日、酵素風呂に入って肉を食べていいリフレッシュができたので、今日の結果につながったのかなと思います」と明かした元気印が、打線のアクセントになっている。【中島宙恵】



