ひたむきに働きまくった。侍ジャパンの岡本和真内野手(26)が25日、強化合宿での初実戦となったソフトバンクとの壮行試合に、本職の三塁ではなく「7番一塁」で先発。4回1死満塁で右中間への先制2点適時二塁打を放つと、1死三塁から周東の遊ゴロに好走塁で生還した。5回にも左前適時打を放ち、2安打3打点。巨人では主砲を務めるスラッガーが、フルイニング出場でハードワークをこなした。

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岡本がぶっとい足で力強く駆け抜けた。自身が先制適時打を放った直後の4回1死三塁。周東の遊ゴロで即座に本塁突入の判断を下した。ソフトバンクの名手今宮は本塁へ送球しようとしてやめた。スタートの良さがコンマ何秒上回った。「打撃よりもホームインできたことの方がうれしかった。何より打者(周東)に打点がつく。走塁もしっかりやりたい」。チームを勝たせる打点を重要視し、2度の打点王に輝いた経験があるからこそ、周りの打点も尊重する。

侍ジャパンの“初打点”で波に乗った。4回1死満塁、初球から積極果敢に攻めた。椎野の124キロスライダーを捉え、右中間フェンスにワンバウンドで激突する先制の2点適時二塁打。右手でヘルメットのつばを触って味方ベンチへ一礼し、冷静に喜びをかみしめた。「初対外試合だったので、思い切っていこうと。今の時期にしては良い形で捉えられた」と納得。バロメーターでもある右中間方向への長打で状態の良さを示した。

日の丸を背負う者としてどんな役割もいとわない。絶対的な主砲で今季から主将に就任した巨人とはまた違った難しさがある。慣れない一塁もフルイニングこなし「景色も違うし緊張するけど、なんとかやっていきたい」。この日いつも通り、選手で一番早い午前8時前にタクシーで球場入り。26日の同戦では左翼守備に就く可能性もある。最大限の準備は怠らない。

好調を維持すれば一塁手としてのスタメン定着も見えてくる。栗山監督からも「本当に状態がいいなと。ジャイアンツで修羅場をくぐっていく中で素晴らしいバッティングだったな、という風に思います」と称賛された。「本戦までに実戦も多くない。1打席1打席大事にいきたい」と岡本。打撃も足も、慣れないポジションでの守備でも、やれることは全部やる。【小早川宗一郎】

○…近藤健介外野手(29=ソフトバンク)がマルチ安打で存在感を放った。4回1死一塁、中前へのクリーンヒットでチャンスを拡大し、岡本の先制打につなげた。5回には1死一、二塁から中前への適時打。2打数2安打1打点の活躍をみせ、「甘いボールを1球で捉えられた。試合に出られるかもわからない状況なので、メジャー組が合流するまでにしっかりアピールできたら」と力を込めた。

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