脅威の出塁率だ。

2番近藤健介外野手が初回1死走者なしから四球を選ぶと、打席には大谷が向かった。

近藤四球からの大谷の本塁打。前日の阪神戦で2度も繰り返されたパターンを期待する歓声が大きくなった。三たびこそならなかったが、大谷は中前打でチャンス拡大。この回に一挙4得点の出発点をつくった近藤は「いい形で打線がつながってましたし、そういう1つのピースとして自分のできることをと心がけてやっていきたい」と当然のように言った。

2月の壮行試合から通算6試合20打席で、出塁率は脅威の7割5分。この日は2回2死一塁でも四球を選び、3点追加につなげた。メジャー2人に挟まれた2番に「本当に後ろも前もいいバッターがそろっている。自分の役割は、そこ(つなぎ)で任されていると思う。持ち味ってのは出していきたい」と言った。カブス鈴木が欠場しなければ、ベンチスタートの可能性が高かった。本職は左翼だが、鈴木が守るはずだった右翼を担う。中堅に入る準備もできている。WBC本番へ、やり残しはないかと問われ「後は、やるだけ」とさらり。WBC本戦でも、勝利のつなぎ役となる。【古川真弥】