侍ジャパンが劇的サヨナラ勝利で世界一に輝いた09年大会以来、3大会ぶりに決勝に進出した。

1点を追う9回無死一、二塁、村上宗隆がメキシコの守護神ガエゴス(カージナルス)を捉えた。中越えとなるサヨナラ適時二塁打で2点を追加し、サヨナラ勝ちした。

苦しい試合展開だった。先発の佐々木が4回に2死からポテンヒットなどで一、二塁とすると、145キロのフォークを捉えられて痛恨の先制3ランを浴びた。

打線はチャンスを作るもあと1本が出ない。4回には2死一、三塁から村上が見逃し三振に倒れて無得点。5回は先頭の岡本が左翼フェンスを越えようかという特大飛球を放つも、メキシコのアロザレーナのホームランキャッチに阻まれた。その後2死満塁とするも近藤が左飛に倒れた。さらに6回にも先頭の大谷の左前打から2死満塁とチャンスを作るも、源田が左飛に打ち取られ、2イニング連続満塁のチャンスを逸した。

それでも諦めない。7回に吉田が起死回生の同点3ランを放つと、2点を勝ち越された直後の8回にも代打山川が左犠飛で1点差に迫り、圧をかけて9回のサヨナラ逆転劇につなげた。

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