プロボクシングWBC世界バンタム級1位の那須川天心(27=帝拳)が倍返しのリベンジを宣言した。同級王者井上拓真(30=大橋)との再戦が9月27日、トヨタアリーナ東京で行われることが23日、都内で発表された。那須川は「自分の拳で決着をつける」とKO宣言。対する井上も「前回より強い拓真を見せる」と返り討ちを誓った。

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黒で統一した衣装で歌舞伎町に登場した井上はブルーカーペットを歩きながらファンのサインにも対応する余裕をみせた。WBCベルトを肩にかけ「初めてのファン公開会見で楽しめた。もうスイッチは入っていたけど、この会見でさらにスイッチが入った。9月27日はより強い井上拓真をおみせする。返り討ちにしたい」と王者の風格を漂わせた。

今年5月には東京ドームで元4階級制覇王者井岡一翔(志成)から2度のダウンを奪って初防衛に成功した自信が胸にある。「自分の経験値で勝つ。(那須川は)前回負けているので同じ戦いをしてくると思っていない。何かしらやってくる。自分は最大限に警戒して隙なく完封する。天心選手に井上拓真が2連敗をつける。屈辱を味わせたい」とまで豪語した。

昨年12月に30歳を迎え「残りのボクシング人生は長くないと思っている。常に崖っぷち」と危機感も口にした。プロで初のリマッチ。4団体統一スーパーバンタム級王者の兄尚弥(33=大橋)が元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)と再戦しており「ナオ(尚弥)も再戦をやっているので聞いてみようかな」との意向を示した。

「本当の実力勝負だと思う。KOは狙っていきたいが、しっかりと完封して、終わらせる」

那須川を返り討ちし、自身初の統一戦実現へ-。心身ともに井上は最高潮を迎えている。【藤中栄二】