ボクシングで、関大北陽高を卒業したばかりの岩井尚斗と長沢民生(ともに18)が森岡ジム所属で、プロデビューする。22日、兵庫・川西市のジムで会見し、3月20日に大阪・池田市五月山体育館でプロ初戦を行うことを発表した。ともに4回戦で韓国人選手と対戦する。

 53キロ契約の岩井は、アマ戦績21勝8敗。「アマと違ってヘッドギアがなかったりするので気をつけないと。しっかり練習して、見てる人が面白いと思える試合をやりたい。絶対勝ちます」と勝利宣言した。

 スーパーフェザー級の長沢はアマ戦績8勝8敗で、右のオーソドックス。「楽しんで試合をしたい。周りの方々に、僕の楽しさが伝わればいいなと考えてます」と初々しく話した。2人は、同ジム所属で昨年11月にプロデビューしたWBC世界バンタム級19位、丸田陽七太(ひなた、18)と関大北陽高で同学年だった。

 3月20日の興行では三重県出身の中村錬(21=森岡)もデビュー戦を迎える。アマ経験がない中村はライト級で戦うことが決まり「大きな目標は世界チャンピオン。そのための大事な1戦目。みなさんに、こいつの試合は面白いなって思ってもらえる試合をしたい」と気合を込めた。

 当日は、同ジムから福山一磨(23)も65キロ契約でタイ人選手と6回戦で対戦する。プロ15戦目となる福山は「4回戦で培ったキャリアを生かして、日本ランカーや東洋太平洋ランカーを狙える実力をつけたい。しっかりKOで勝ちます」と力強く話した。