K-1世界スーパーフェザー級王者・大雅(20=TRY HARD GYM)が9日、神奈川・相模原市の所属ジムで練習を公開した。

 6月18日のK-1 WGPさいたまスーパーアリーナ大会(日刊スポーツ新聞社ほか後援)で、皇治(28=SFK)と同級スーパーファイト3分3回の対戦を控える。

 2月の世界王座奪取後、初めての試合となる大雅は「瞬発力が上がっていると思う。ボクシングの技術も上がっていると思う」と、横浜市内の大橋ボクシングジムで練習していることを明かした。

 所属ジムでの練習後に大橋ジムに足を運ぶ練習量をこなしており「1日3回の練習をしている。自分の中ではボクシングの感覚もつかめているし、試合がたのしみです」と笑顔。

 大橋ジムでは細野悟や原隆二らを担当する佐久間史朗トレーナーの指導を受けており「気合を入れてもらっています」と心身ともに充実した練習をしている。

 今年4月の対戦カード発表会見では同席した皇治から何度も挑発を受け、一触即発ムードが漂った。「30歳近くの人が20歳を挑発してくるなんて。自分が小学生に挑発するのと同じですからね」と苦笑した大雅は「全然、相手にしていない。でも試合が決まったので、レベルの違いをみせてKOしたい」と意気込んでいた。

 ◆大雅(たいが)1996年(平8)8月14日、神奈川・愛川町生まれ。小学2年で空手をはじめ、同5年からボクシング練習も開始。16歳だった12年11月、Krushでプロデビューし、55キロ級王座を獲得。14年からK-1に参戦。16年4月、60キロ日本代表決定トーナメントに優勝。同9月のスーパーフェザー級世界最強決定トーナメント準優勝。兄はK-1ファイターのHIROYA(25)。愛称はハイパーノヴァ(超新星)。166センチ、60キロ。