初代ヘビー級王座決定トーナメント決勝はアントニオ・プラチバット(24=クロアチア)が、イブラヒム・エル・ボウニ(24=モロッコ)に判定勝ちし、新生K-1の頂点に立った。ライト級王座を狙う卜部功也(27)は、クリスチャン・スペトゥク(28=ルーマニア)に大差判定勝ち。ウエルター級注目の対決は木村“フィリップ”ミノル(24)が城戸康裕(34)から3度のダウンを奪い、判定で完勝した。

 準決勝で日本期待の上原に1回KO勝ちしたプラチバットが、その勢いに乗って優勝候補エル・ボウニを打ち破った。プラチバットは左フックにハイキック、2段膝蹴りなどを織り交ぜて前進。2回に相手のワンツーでマウスピースを飛ばされる場面もあったが、最後まで果敢な攻撃を展開した。判定は2人が30-28、1人が29-28で、わずか1ポイントを失ったのみ。3-0で完勝した。

 93年の第1回K-1GP優勝者ブランコ・シカティック氏の推薦選手で、同氏とともに来日した。新生K-1の初代ヘビー級王座に就いたプラチバットは「K-1の故郷日本に来て、夢をかなえられた。これからもっと良い試合が見せられるよう頑張る」と笑顔を見せた。シカティック氏は「やっとあととりができた」と教え子の偉業達成に、笑みをもらしていた。