ボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチ(4月15日、横浜アリーナ)の予備検診が12日に都内ホテルで行われ、初防衛戦に臨む王者村田諒太(32=帝拳)、挑戦者の同級6位エマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)ともに異常なく終えた。

 ウディーネで生まれ、8カ月でローマの祖父母に引き取られたブランダムラは、18歳でボクシングを始める前はサッカーにも取り組んだ。

 熱心なローマファンで、前日の欧州チャンピオンズリーグ準決勝でバルセロナを破った話題が出ると破顔。下馬評を覆す勝利に、「まずは純粋にローマの勝利をお祝いしたい。日曜日に私のボクシングの試合もありますが、その試合に関しては強い者が勝つと思います」と“連勝”を期した。