プロボクシング世界3団体(WBAスーパー、WBC、IBF)統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)が5日(日本時間6日)の米カリフォルニア・カーソンでの防衛戦に備え、4日(同5日)に同地のホテルで前日計量に臨んだ。

 159・6ポンド(約72・3キロ)でパスした挑戦者バネス・マルチロシャン(32=アルメニア・米国)を横目に、ゴルフキンは160ポンド(約72・5キロ)でクリア。計量後には約7秒間のにらみ合いを展開した。WBAは20度目の防衛戦。防衛成功となれば、バーナード・ホプキンス(米国)の持つミドル級世界王座の最多防衛記録に並ぶ。

 当初、昨年9月の対戦で引き分けとなった元2階級制覇王者サウル・アルバレス(27=メキシコ)と再戦する予定だったが、アルバレスのドーピング違反のため中止に。先月18日に試合の開催予定地だった米ネバダ州のコミッションから6カ月間の資格停止処分を受けたアルバレスとの再戦プランが「今年9月中旬に」と浮上している。ところが、ゴロフキンは「実現の可能性は10%だね」と言うにとどまっている。