WBO世界スーパーフライ級2位井岡一翔(30=Reason大貴)が、日本男子初の4階級制覇を達成した。同級1位アストン・パリクテ(28=フィリピン)にレフェリーストップで10回1分46秒TKO勝ち。1度引退から復帰して昨年の4階級初挑戦は失敗も、2年2カ月ぶりの日本で悲願をつかんだ。

◆複数階級制覇 世界最多はオスカー・デラホーヤ(米国)とマニー・パッキャオ(フィリピン)の6階級。日本のジム所属選手では、4階級の井岡一翔が男子最多で世界で20人目。アジアではパッキャオ、5階級のノニト・ドネア(同)、ドニー・ニエテス(同)に続き4人目。ミニマム級からはレオ・ガメス(ベネズエラ)、ニエステに続き3人目。国内で続く3階級は亀田興毅、ホルヘ・リナレス、八重樫東、長谷川穂積、井上尚弥、田中恒成に井岡で過去7人。2階級制覇はファイティング原田から京口紘人まで17人。女子はアマンダ・セラノ(プエルトリコ)の7階級が最多で、国内は藤岡奈穂子の5階級が最多。