ボクシングWBAライトフライ級スーパー王者京口紘人(25=ワタナベ)が20日に都内で、初防衛から一夜明けて会見した。4回KO宣言も同級12位タナワット・ナコーン(26=タイ)に判定勝ち。アザのある目元をサングラスで隠し「テーマと全然違う内容で反省している。これも経験と捉えて、精進してもっと進化した姿を見せたい」と話した。

京口が統一戦を熱望するWBC王者拳四朗(BMB)から、インスタグラムに「おめでとう」と入っていた。メディアでの「全然勝てる」というコメントも読んだ。「きのうの出来では勝てないと思った。もしやるならあの展開にはならない。やるなら負けない」。強気に話し、7月の拳四朗のV6戦も観戦するつもりだ。

メインで井岡が4階級制覇したことには「すごい。ボクも上のステージに立てるように。限界は見えていない」と成長を期す。今後はWBA正規王者カルロス・カニサレス(ベネズエラ)との統一戦を見据える。「パワーだけでは頂上に行けない。幅を広げて、もっと伸びしろを伸ばし、ライトフライ級で一番を目指す」と誓った。