大相撲春場所(13日初日、エディオンアリーナ大阪)で綱とりに挑む大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)は11日、大阪府松原市の部屋で場所前の稽古を打ち上げた。

 基本動作を繰り返し、最後は土俵に入って立ち合いを確認。「(感覚は)いいと思います。楽しみながら、頑張れたらいい」と気負いのない表情で話した。

 初日に西前頭筆頭の高安(26=田子ノ浦)、2日目に関脇嘉風(33=尾車)と組まれた。悲願成就に、前半戦の取りこぼしは禁物。スタートダッシュが肝心となるが「やるべきことは一緒。誰が来ても一緒。しっかり、いい相撲を取りたい。1日1番、自分に悔いがないように。そこだけで十分です」と、平常心で迎え撃つ。