大相撲春巡業は20日、富山市で行われ、幕内正代(24=時津風)が赤っ恥をかいた。

 春巡業3度目となる子どもの稽古に参加。兄弟子の小結栃煌山(29=春日野)、幕内勢(29=伊勢ノ海)松鳳山(32=二所ノ関)豪風(36=尾車)に囲まれて大トリで登場すると、大人げなく小学生を倒してドヤ顔してみせた。すると周囲は冷ややかだったが、また次の相手に胸を出す-。ここまでは良かった。

 立ち合いを受けて逃げ回っていると、足で左膝付近を狙われてバランスを崩す。そのまま切り返され、思わず尻もちをついた。さらに少年力士から手を差し出されると、兄弟子たちは大爆笑。「早く立て!」「何やってんだ」「デレッとしてるからだろ!」と、次々と“ヤジ”を飛ばされ「いいところを蹴られて膝カックンみたいになった。負けたってことにしておいていいですよ、別に」と、タジタジになりながらも強がっていた。