西十両14枚目の北太樹(33=山響)が、関取の意地を見せた。東幕下筆頭の小柳(22=時津風)をはたき込み。立ち合いで踏み込み、タイミング良く転がした。

 相手は三段目最下位格付け出しでデビューしてから3場所で1敗しかせずに、一気に番付を駆け上がってきたホープ。北太樹は「関取の力はある。幕下とやったという感じはまったくないです」と若手の力を認めた上で、土俵に立っていた。

 現在は8場所連続負け越し中で、今場所は幕下陥落まで後がない。4場所ぶりの初日白星を挙げ「(小柳戦は)皆さんの予想を覆した。おじさんも頑張らないと」と笑顔で言った。