日本相撲協会は26日、大相撲初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

 初土俵から所要77場所、新入幕から所要49場所といずれも史上5位タイのスローで新関脇に昇進した玉鷲(32=片男波)は東京・墨田区の部屋で会見し「めったに見ない地位。夢がかなった。それぐらい、夢だった。興奮してくる」と喜んだ。

 小結だった九州場所では1横綱3大関を倒し、三役で初めての勝ち越しとなる10勝を挙げ、技能賞も獲得した。「名古屋場所からいいなと思う立ち合いになった。初めてこの世界に入ったときは『勉強だ』と思っていたけど、今度は『勉強じゃない。この地位にいなくちゃ』と思って、ガムシャラに戦った」と、以前との気持ちの違いを強調。強い相手と戦うことに「興奮する」と不敵な笑みを浮かべて「相手を応援してくれると盛り上がる。自分が応援されると、ダメになっちゃうかも」と笑った。