大相撲の横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が6日、九重部屋に出稽古に出かけた。

 左上腕部付近にけがを負った春場所後、関取衆と稽古するのは初めて。幕内千代大龍、十両千代皇と計16番取り「基本運動をやっていたせいか、そんなに違和感なく取れた。関取衆がたくさんいるので、1人でも多くやろうと。2人しかできなかったが、内容が非常に良かった」と手応えを感じていた。

 段階を少しずつ踏んでいる横綱。夏場所(14日初日、東京・両国国技館)の出場についても「今日の稽古の状況、内容なら問題ないと思った。これから(幕内)上位とやると思うので、そこでしっかり状態を見ていきたい」と前向きに話した。