大相撲の横綱白鵬(32=宮城野)が1日、春場所(11日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けて大阪市内の部屋で稽古を行った。申し合いでは十両炎鵬に大技はりま投げを繰り出すなど、1月の初場所で途中休場の要因となった両足親指の負傷を感じさせない動きを見せた。

 稽古後も負傷箇所の痛みについても「あまり感じない。不安は(2月末に大阪入りする前の)東京でだいぶなくなった」と話した。

 稽古後は関係者が持参したタカとミミズクを左腕に乗せて、写真撮影などを行った。春場所に合わせて部屋を訪れる関係者所有のタカとミミズクで、昨年もワシを連れてくるなど毎年恒例の行事と化しているという。タカ、ミミズクともに羽を広げると1・5メートルを超え、鋭い爪もあるが、白鵬は「1年ぶりだからね」と慣れた様子で、楽しそうに交流していた。