元横綱朝青龍のおい、幕下豊昇龍が自身初めて巡業に参加した。基本的に未成年は不参加だが、この日は師匠の立浪親方(元小結旭豊)が勧進元との窓口などを務める先発親方として入ったため、研修も兼ねて同行。朝稽古ではぶつかり稽古で大関栃ノ心の胸を借りた。

「大関ってこんなに重いんだなって。いい経験になった」。現状の取り口では相手を呼び込む場面も見られ、大関から直々に「ひざが危ない。けがに気をつけて」と助言をもらった。期待の19歳は「もっと基礎体力をつけたい」と下地づくりに意欲を燃やした。