35歳の進撃が止まらない。明瀬山は豊昇龍に攻め込まれながら、我慢してからの逆襲で寄り切った。

取り口を「あまり覚えてないんで分からないです。無我夢中だったんで」。5連勝で過去、唯一の幕内経験だった16年春場所の4勝を超えた。入門14年目の覚醒に「何も。いつもと変わらず、全力でやっているだけです」。目標も「千秋楽まで相撲をとる」という無欲さが不気味になってきた。