大相撲の時津風部屋を継承した時津風親方(元前頭土佐豊)が24日、代表取材に応じ、新師匠としての意気込みを語った。

前師匠(元前頭時津海)が初場所中にマージャン店に出入りするなど日本相撲協会作成の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、退職勧告処分となって協会を退職した。部屋を継承した新師匠は「緊張感はすごくあります。伝統のある部屋なので、その重みを感じているところです。(元横綱)双葉山関の興した部屋でもありますし」と現在の心境を明かした。

昨年は秋場所後に正代が大関昇進を果たすなど、部屋の力士は波に乗っている。「うちの部屋は今、すでに勢いがあると思います。大関もいるし豊山もいる。幕下も上位にたくさん上がってきている。部屋の雰囲気もいいですし、それを継続しつつ、いい雰囲気でやっていければ」。

今後の新弟子のスカウト活動については「試合会場を回っていくところから始めようと思います。1人じゃ何もできないので、いろんな人から意見を聞きつつやっていこうという気持ちです」とした。