西十両8枚目の「令和の怪物」落合(19=宮城野)が、欧勝馬を押し出しで下し14勝目を挙げた。14日目に鳥取城北高の先輩でもある狼雅に快勝し、“師匠超え”の13勝目を挙げていた。さらに1勝を積み上げ、昭和以降最速に並ぶ、所要3場所での新入幕に大きく前進した。

師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)が十両2場所目で12勝した際は、十両優勝も飾っていた。落合は14日目を終えて13勝1敗で豪ノ山と並び、この後行われる豪ノ山-北の若戦で、豪ノ山が勝てば優勝決定戦にもつれることになる。

自身も十両優勝を手土産に、遠藤と並ぶ所要3場所での新入幕に近づく思いは強い。14日目の取組後の取材でも「14日間やってきたことを明日(千秋楽)もやりたい」と、短い言葉に千秋楽にかける思いをにじませていた。