大関経験者で東前頭4枚目の朝乃山(29=高砂)が、2勝目を挙げた。平幕の平戸海を寄り切りで下した。約2年ぶりに戻ってきた上位総当たりの場所で初日に明生に敗れたが、そこから2連勝とした。
幕内上位で相撲を取るのは、大関だった21年夏場所以来。6場所の出場停止から昨年名古屋場所で、三段目で復帰してから1年で戻ってきた。幕内下位の東前頭14枚目だった先場所から大きく番付を上げたが、明生に出ばなをくじかれた。初日の黒星は大関時代の21年初場所以来。「お客さんも多かったし、取りがいもあった。負けを引きずったらダメ」と、切り替えを強調していたが、その言葉通り、白星を先行させた。
幕内上位に戻ったことで、今場所最大の注目、大関とりの3関脇とも顔を合わせる見込みだ。かねて朝乃山は「負けたくない」と、3関脇への対抗心を隠さない。さらに、関取衆全員が短冊に願いを書き込む七夕企画では「優勝・三役」としたためた。その願いを実現すべく、白星を伸ばして勢いを加速させる。

