NGT太野「私たちの気持ち」新公演に込めた想い

NGT48が18日、新潟・NGT48劇場で新公演「夢を死なせるわけにいかない」を行った。元メンバーの山口真帆(23)をめぐる騒動の余波で、約3カ月ぶりの劇場公演。正規メンバー16人が出演し、開演前に早川麻依子劇場支配人が「新潟の皆さまや、ファンの皆さまに心から応援していただいてからが真のスタート」と出直しを誓い、西潟茉莉奈(23)は「真実ではないことが広まってしまって」と思いを吐露した。

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約3カ月ぶりに、新潟にファンの歓声が響いた。専用劇場での公演は、48グループにとって活動の根幹。295席が満席となり、本間日陽(19)は「ここに立てることがうれしいです」と感謝を述べた。演目の「夢を死なせるわけにいかない」公演は、07年に前田敦子、大島優子らが行っていた公演で、スタッフやメンバーらの話し合いで決めたといい、太野彩香(22)は「今の私たちの気持ちを表していると思います」。

山口をめぐる事件が発覚して以降、騒動は拡大し、地元メディアの番組が相次いで終了、広告契約も打ち切られた。運営会社のAKSが、山口に暴行を働いたとされる男性2人に損害賠償を求めた裁判が7月から始まる中、劇場公演などの活動再開にあたって、地元行政や企業に関係者が行脚し、経緯説明などを行ってきたという。早川氏は「これが再スタートだとは思っていない。新潟の皆さま、ファンの皆さまに心から応援していただいてからが真のスタートだと考えております」とマイナスからの出直しであることを強調した。

事件に関して警察からの事情聴取を受けた西潟茉莉奈(23)は、アンコールで涙ながらに「今日を迎えるまで、真実ではないことが広まってしまって、すごくメンバーも苦しんだ。言われているようなことが真実であるならば、このステージには立てません」と改めて自身やメンバーの関与を否定しつつ「みんなで1歩1歩力を合わせて、頑張っていこうと思います」。

劇場の外には、ファン有志から贈られたメッセージをまとめたポスターも掲出されたが、厳しい声が多くあるのも事実。清司麗菜(18)も「世間の皆さんから厳しい言葉をいただいている状況ですが、私たちはNGT48が大好きで、みんなで前に進んでいくと決めました」と話した。まずは劇場公演から出直して、スタートラインを目指すが、地元やファンからの信頼を得られるかは今後の活動にかかっている。【大友陽平】

◆NGT48騒動の経緯

▼18年12月8日 山口真帆が新潟市の自宅前で2人組の男性ファンに暴行を受けたとして被害届を提出。

▼19年1月9日未明 山口がツイッターで告白。

▼同10日 新潟・NGT48劇場での3周年公演に山口も出演。

▼3月22日 AKSが第三者委員会の報告について新潟市内で会見。

▼同26日 地元冠ラジオ番組休止、広告契約なども3月末まで終了が相次ぐ。

▼4月21日 チームの千秋楽公演で山口が、菅原りこ、長谷川玲奈とともにグループ卒業を発表。

▼5月18日 山口らの卒業公演を開催。

▼同21日 加藤美南がSNSへの不適切投稿で研究生に降格。メンバーのSNS一時停止。

▼7月1日 AKSが新コーポレートサイトをオープン、今後の対応を発表。

▼同10日 AKSが、男性2人に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が新潟地裁で開かれる。

▼8月1日 メンバーのSNS再開。

▼同3日 TOKYO IDOL FESTIVALにメンバー全員で出演し実質的な活動再開。

その他の写真

  • 新公演「夢を死なせるわけにいかない」の公開ゲネプロでパフォーマンスするNGT48の、左から村雲颯香、中井りか、中村歩加、佐藤杏樹(撮影・大友陽平)
  • 新公演「夢を死なせるわけにいかない」の公開ゲネプロで「Maxとき315号」を全員で披露したNGT48(撮影・大友陽平)